
相続した実家はどうする?
「実家を相続したけれど、住む予定はない」「思い出があるので、売ってよいのか迷っている」。不動産の相続では、手続きと同じくらい、その後の使い方に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最初に考えたいのは、今後使う見込みと、維持できる負担の大きさです。すぐに結論を出せなくても構いません。今回は、相続した実家について「住む・貸す・売る」を比較するためのポイントを整理します。
01まずは家族の希望を整理する
実家をどうするか考えるときは、建物の状態を見る前に、ご家族それぞれの希望を確認しましょう。
- 今後、誰かが住む予定はあるか
- 思い出の品を残したい人はいるか
- 管理のために通える人はいるか
- 維持費を誰が負担するか
「いつか使うかもしれない」という場合は、いつ頃、誰が、どのように使うかまで考えてみると、判断しやすくなります。
相続人が複数いる場合は、一人の判断で話を進めず、遺言の有無や相続の状況を確認しながら相談しましょう。意見を出し合う段階と、法律上の手続きを決める段階を分けると、話を整理しやすくなります。
02住む場合は、修繕費と暮らしやすさを確認
実家に住む選択には、慣れ親しんだ地域で暮らせる良さがあります。一方で、今の生活に合う家かどうかは別に確認が必要です。
通勤・通学や買い物の利便性、階段の使いやすさ、駐車スペースなどを、ご自身の暮らしに当てはめて考えましょう。
築年数が経っている家は、屋根や外壁、水回りなどに修繕が必要なこともあります。住み始めるまでの費用だけでなく、その後の維持費も含めて考えることが大切です。
家族の人数が減った後も無理なく使えるか、将来の暮らしまで想像しておくと、工事の範囲を決める際にも役立ちます。

03貸す場合は、家賃より「収支」を見る
すぐに手放したくない場合、賃貸として活用する方法もあります。ただし、家賃が入ることだけで判断するのは避けたいところです。
募集前の修繕費、管理を依頼する費用、税金や保険、入居者がいない期間の負担なども考える必要があります。
例えば、想定する家賃が希望どおりでも、設備の更新費用が大きければ、収入が手元に残るまで時間がかかることがあります。
周辺に借りたい人が見込めるか、どこまで直す必要があるかを確認してから検討しましょう。賃貸に出すと、後から自由な時期に明け渡してもらえるとは限りません。将来ご自身で使う予定がある場合は、契約の形も専門家に相談することが大切です。
04売る場合は、価格と手元に残る金額を確認
今後使う予定がなく、管理を続けることも難しい場合は、売却が選択肢になります。
売却価格の目安がわかると、ほかの相続財産とのバランスや、その後の生活資金も考えやすくなります。ただし、査定額は売却できる金額の保証ではありません。
仲介手数料、登記に関する費用、必要に応じた片付け費用や税金などを確認し、売却価格と手元に残る金額を分けて考えましょう。
また、「古い家だから解体しなければ売れない」とは限りません。建物を利用したい買主が見つかる可能性もあるため、解体や大がかりな工事は、売り方を相談してから判断するとよいでしょう。
05決まるまでの管理も、役割を決めておく
結論が出るまでの間も、空き家の状態確認は必要です。雨漏りや設備の不具合、庭木の伸び、防犯上の問題などを放置すると、対応の負担が大きくなるおそれがあります。
現地を確認する担当、費用を立て替える人、家族へ報告する方法を決めておきましょう。遠方に住んでいる場合は、移動時間や交通費も負担として数えておくことが大切です。
「しばらく保有する」と決める場合も、次に話し合う時期を設けておくと、何年も方針が決まらないままになることを防ぎやすくなります。
なお、活用方法の検討とは別に、相続登記など期限のある手続きは並行して確認してください。

静岡市の相続不動産について、お気軽にご相談ください
実家を残すか、手放すかに、誰にでも当てはまる正解はありません。大切なのは、思い出と今後の暮らし、費用の負担を一緒に考えることです。
静岡市で相続した実家の活用や売却を検討されている方は、ZENKAI不動産へご相談ください。「まずは売却価格の目安を知りたい」という段階から、物件の状況をお聞かせください。
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