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「家を買う」 vs 「3畳に住む」!Z世代の住まい選びに潜む「二極化する合理主義」の正体とは?

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小林 裕樹

筆者 小林 裕樹

不動産キャリア13年

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「最近の若者は車も家も買わない」「物欲がない」——そんな言説を耳にしたことはありませんか?


しかし、実際のデータに目を向けると、驚くべき事実が浮かび上がってきます。


現代の「Z世代」と呼ばれる若い世代の住まい選びは、一見すると完全に二極化しているように見えます。


 一方では「若いうちにマイホームを購入する」動きが過去最高を記録し、


もう一方では「都心の3畳一間や風呂なし物件であえて暮らす」選択をする若者が増えているのです。



この一見、正反対に見える2つの選択。


実はその根底には、彼らなりの「一貫した合理主義」が存在しています。


今回は、最新のデータと専門家の見解から、Z世代の住まいに対する新しい価値観を解き明かします。



1. 過去最高を記録!「家を買う」20代の実態


    「若者のマイホーム離れ」というイメージとは裏腹に、


      総務省の「家計調査」では意外なデータが示されています。


  • 20代以下が世帯主の2人以上世帯における持ち家率(戸建て・マンション)が、

  • 昨年は「40.7%」と過去最高を記録しました 。
  • 住宅価格の高騰や金利上昇のニュースが連日報じられる中、


  • なぜ若者たちは住宅購入に踏み切るのでしょうか?


不動産保証協会(全宅連)の調査によると、不動産を「買い時」と考える人は20.8%。


その理由(複数回答)として最も多かったのが、


「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうだから(44.4%)」でした 。


彼らは決して「夢のマイホームを盲目的に追いかけている」わけではありません。


「待つほど買えなくなる」「低金利のうちに資産として確保しておく方が得策だ」という、


非常に冷徹で現実的な先読みのもと、合理的な投資・防衛策として住宅を購入しているのです。



2. スペックを限界まで削る「3畳に住む」若者たち


その一方で、全く逆の選択をする若者たちも注目を集めています。 


東京都心で増えているのが、広さわずか「3畳(約9平方メートル)」ほどの新築ワンルームや、


風呂なしといった“必要最低限”の住まいです 。

なぜ、彼らはそこまで住まいのスペックを削るのでしょうか?


背景にあるのは、大都市における家賃の重さです。 株式会社LIFULLの調査によると、


東京23区における20〜24歳の給与に対する賃料負担率は「33.60%」に達しています 。


額面給与の3分の1以上が毎月家賃として消えていく計算です。


この状況下で、彼らが選んだ合理的な生存戦略が「住まいのスペックダウン」です。 


「お風呂は近くの銭湯やジムで済ませればいい」「荷物を極限まで減らせば3畳で十分」と割り切ることで、


  • 家賃を抑える

  • 職住近接の便利な都心に住む

  • 浮いたお金や時間を趣味や自己投資に回す というメリットを最大化しているのです 。


  • 3. 正反対の選択に共通する「Z世代の合理主義」

「若いうちに家を買う人」と「3畳の極小物件に住む人」。 


一見、両者は全く異なる価値観を持っているように見えます。


しかし、α世代・Z世代の研究メディア「αZ総研」のアナリストである道満綾香氏は、


「両者の根底にある姿勢は共通している」と分析します 。


それは、「持ち家か賃貸か」という従来の二択ではなく、


「何を持つか」より「何にお金や時間を使うか」


を自分で決めるという姿勢です。

   家を買う若者


  • :将来の金利上昇リスクを回避し、住まいにかかるトータルコストを最適化するために、

  •     若いうちに所有を選択する 。

  • 3畳に住む若者

  • :部屋の広さや設備(風呂など)の優先順位を下げ、立地や自由に使えるお金(可処分所得)を確保する。

効率化やスペックダウンを行うのは、単に「何でも省きたい」からではありません。


「自分が本当に大切にするもの(趣味、自己投資、快適な移動など)により多くの時間や


お金を注ぎ込むため」なのです。



自分らしい暮らしを「最適化」する時代へ


かつての様な「誰もが30代で郊外にマイホームを買うのが正解」という画一的な時代は終わりました。


現代の若者たちの「持たない(あるいは、あえて小さく持つ)」という価値観は、


単なる所有の否定や貧困化だけでは説明できません。


それは、「何を持ち、何を手放すか」を自分自身の物差しで厳密に選び直し、


自分らしい暮らしをカスタマイズ(最適化)しているプロセスなのです。


「家を買う」ことも「3畳に住む」ことも、アプローチが違うだけで、


根底にあるのは「限られたリソース(お金と時間)を最大効率化する」


という極めて現代的な合理主義の表れと言えるでしょう。

あなたの「住まいのこだわり」は、何ですか? 彼らの合理的な選択は、


私たちが当たり前だと思っているライフプランを見直す、良いきっかけをくれているのかもしれません。


物件情報を詳しくチェックしたい方は、こちらからご覧ください!

理想の住まいがきっと見つかります。

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